わたしはわたしのためにいるの

自分でも持て余している名前のない気持ちを、粘土みたいにこねくりまわして、形を定めようとしている。 だけど、自分の気持ちの形がなかなか現れない。人の悪意にむき出しにさらされて、人の好意を感じて、だんだん自分の中身が空っぽになっていくような気がする。人の気持ちにふらふらになった。 わたしはわたしのために…