c71の一日

生活の記録

頭痛と満月

満月の頃には頭痛がする。
月が近づくと重たい、押しつぶされるような気がする。

それとは全く関係なしに、月は煌煌と輝くので、まぶしいような憎たらしいような気持ちに思う。

一ヶ月前には、はっきり憎たらしかった。
美しいものが、生きていることを楽しんでいるように見えるものが、何もかも憎かった。

一ヶ月たつと、月が美しいと思うようになった。
生まれたときに、貧乏かお金持ちの家かに生まれるように、精神的に豊かな家に生まれるのか、そうではないかが決まるらしい。

わたしは間抜けにも、自分が幸せだと思い込もうとしていたので、そのことを発見することが十年か二十年ほど遅れて、逃げ出すのが遅かった。
かわいそうでしょう、を押し付けられたことへの怒りは強い。
ずっと家にいてほしいという呪い。

もう二度と戻らない。家には。二度と会わない。
月を見ると、忘れていた人と目が合うような気がして恐ろしい。

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