c71の一日

生活の記録

自閉症の就職

わたしは自閉症スペクトラムの人です。なんども言って申し訳ないけれども。

勉強はものすごくできるけれども、面接も必要でした。


そして、エントリーシートはどこまででも通るのです。文章が得意だから。


とはいえ、通らないところは通らなかったけれど、例えばグ◎グルとかはエントリーシートが通って、面接まで行きました。ここではスキルが足りなくて、落ちましたけれども。

でもこういうところは例外で、たいていは、スキルじゃなくて、対面スキルを求められているような気がします。空気を読んで、相手が必要としていることをクイズみたいに答える運動神経が必要というか。


要するに、会社に入る熱意が足りなかったのも、自閉症スペクトラムだったからかもしれないと思うのです。

安定した人生、と言われても、「すごく良い」とは思えません。そういう社会的な価値を理解できないくらい幼いから。最近はコンビニでアルバイトするので、お金の価値がわかるようになり、なんでも七百円前後で計算するようになりました。そういう経験がないと、わかんないのですね。会社に入ることの重要性を。



というわけで、会社や業界の分析も、熱が入ることなく、素のわたしでプレゼンしたところ、軒並み落ちました。経歴だけだったら受かるんですけどね。理系の大学も出たので、最終面接まで行くのですが、おじさんたちと会話するとダメでした。偉い人とかとは性が合わなかった。人事の人とか現場の人とかは、結構評価してくれたのですが、どうしても最終面接でダメでした。


わたしを評価してくれた会社はのんびりとした社風だったところが多かったです。スキルは理解してくれて。頭の良さも理解してくれて。だから、そのままいけばよかったのに、「せっかく勉強ができたのだから、就職もきっとうまくいく。チケットを生かさないと」というわけのわからない向上心というか、雑念があったせいで、そういうところはやめました。
あほですねー。そういう世の中の大事なところのポイントを理解できないところも、わたしのダメだったところです。名前が知れたところ、に、行ってしまったのです。そういうところは完璧マンしかとらないので、わたしなんか無理です。


わたしは今は塾で働いています。
そこは勉強を教えることができて、営業能力=生徒に良いと思ってもらう能力があれば、雇ってくれるところです。素晴らしいですね。ストレスはたまるけれど、時給で働くから、精神力をチャージもできるし、あとから考えると良かったと思います。


だから、のんびりした社風のところで、自分の頭の良さだけを評価してくれて、変わった人だと言う立ち位置で働くか、自営業に近い感じで、働くかの二択かなと思います。


それと、土木関係は、男性だったら良さそうです。あそこは、体動かしていたら、終わる仕事だから、ストレスもたまらないし、精神にも良さそうだし、おすすめの職種だなあと思います。

アルバイトしていても、土方の人はマナーが良いです。多分、人生の最初でアウトローみたいな立ち位置になったけれど、もともとはまじめに働く人が多いのでしょうね。


土木は、高ければ日当一万五千円くらいになるらしいので、けっこう良いです。スキルがあって東京オリンピックで人手がない間は、最高二万円まで出ると言ううわさです。わたしには関係ないですけど…。
土木は、しつこい人間関係はあまりないそうです。


好きなことよりも向いていることをする方が良いと思います。
向いていることがわからない場合も多いと思うのですが、わたしの場合は、勉強が向いているなと思ったので塾にしました。


やりたいことをやってみるのが良いと思います。