c71の一日

生活の記録

地獄の釜が開くとき

わたしが未成年だったとき、売春を男性から持ちかけられて、走って逃げたことがあった。
それはなんどもあった。


未成年の女=売春するもの。と男性が思っていた時代が確かにあった。
(それも安く、二万円か三万円で、ただ歩いているだけの未成年を買えるものだと信じており、断る方がおかしいくらいに思っている男たちがいた。断れば暴行を振るうくらいに思っている男もやっぱりいた)
それはメディアが報道していることを鵜呑みにしていて、現実にそうして、それを学習した男たちだった。
わたしはそのときTシャツにハーフパンツ、スニーカーを履いていた。スニーカーで走って逃げたら、追いかけられた。カフェに入ったら、胸の辺りを凝視されて、怖くて、半分残して席を立った。大人に話したら「魅力があるって良い風に思わなきゃ。ネガティブにとっても良くないわよ」と言われた。


当時は、歩いているだけで、大人に卑猥な言葉を投げかけられた。
そういう時代が確かにあって、今でも、きっとそうなんだろう。
彼らのターゲットは大人の女だけではなく、色気のない、イノセントな子どもにも向かう。
子どもだから、良い、子どもだから暴行する、子どもだから価値が増す、子どもだから抵抗しない、子どもは加害しても良い、性欲が子どもにもあるのだから、性暴力を振るっても良い、と考える大人はたくさんいる。
それを女は肌身で知っている。
データで証明できなくても。
一部の男だけだと、男たちが言っても。
一部の男たちを、男たちが制している場面をあまりみたことがないこともわたしたちは知っている。
少数の男性が、批判していることは知っているが、彼らは、「それは一部の男性だから」とは言わない。
ネット上では女性を名乗らない方が良いと言われていた時代もあった。


c71.hatenablog.com
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この記事と同じように、フランチェス子さんが、暴力にあっている。
リンクを張ることはしないけれど、フランチェス子さんは、未成年への性暴力を防ぐ立場だが、とある人が、彼女を攻撃している。
なぜ、攻撃しているのか、よくわからないのだが。


わたしは彼の行動を見て、自分が未成年のときに、言われたあらゆる暴言を思い出し始めたし、性暴力のことも思い出した。
彼は、フランチェス子さんに暴言を投げかけることを通して、女性に対する、差別を振りまいている。
わたしはフランチェス子さんの言葉を肯定するし、味方でいる。


精神的に状況が良くないので、リンクを張ることもしないけれど、わたしはフランチェス子さんの味方でいたい。
わたしは、未成年の頃、守られていない子どもだった。