c71の一日

生活の記録

プロポーズされたこと

ブログ関係の知り合いで、二か月前からスカイプをしょっちゅうしている人がいた。
その人にある日「一生をかけてあなたを理解したい」と言われた。
取り乱して、泣いた。
そのときに「わたしはたぶんポリアモリーだし、貞操観念もないから、たぶん期待に応えられない」というようなことを言ったと思う。
なんだか、ショックで号泣してしまったので、あまり詳細は覚えていないが、とにかくそういう感じだった。
「身の回りの世話をしたい」と言われたのも覚えている。
そのときその人は、スカイプの調子が悪くて、プロポーズの前から、電話をしたいと言っていた。でも、電話代がかかるからいいし、そこまで話すことってないじゃんと言って断っていた。でも、どうしても話したいと言われて電話したらプロポーズされた。たぶんプロポーズだと認識した。



一度会いに来たいというので、いいよと言った。
その後、避妊と貯金に気を付けてお金を取られたり軟禁されなかったらいいや、という覚悟で一緒に住むことにした。
近くに住むという話もあったのだけど、まあ、一度同居を試すのもいいかなと思って。
人から見たら軽率だと思うだろうし、自分でもそう思ったのだけど、まあいいやと思った。
プロポーズと言っても、結婚するとかしないとかそういうことはまだ考えていない。



彼は自閉症で、わたしが苦手なことが得意だ。こまごましたことが好きで、掃除や、洗濯や、洗い物をしてくれる。
わたしは、昼間ぼおーっとシーシャを吸っている。


生活の変化は、今までは、家で寝ていることが多かったのが、朝六時に起きて、顔を洗って、着替えるようになったことだ。
その人は、在宅の仕事なので、ご飯を食べ終わったら、家で仕事をする。その合間に家事をしてくれる。便利だ。私にもメリットがある。ほかのメリットは話し相手になってもらえること、お金の面で、サポートしてくれることなどがあげられる。


その人もDVを受けた経験があるので、ときどきフラッシュバックを起こしたり、おどおどしたりする。
話すと怒られる環境だったらしくて、今でも自分の気持ちや要求を話すことが苦手だ。わたしは話すことや相手の意図を読み取ることが得意なのでその部分で役に立っているらしい。



彼の身に起きたことは、かなり過酷だった。自分がおかしいと思っているので、それは、あなたの感じ方が間違っていない、相手がおかしいということを繰り返し伝えていえる。



昨日今日は、DVしていた人に対して裁判を起こすために、弁護士に会いに行った。
それを提案したのはわたしだ。彼は気持ちの整理がついたらしく、今日は、すっきりした顔をしていた。
たまたま、仕事が空いている日だったので付き添った。
基本的に彼は主語をあいまいにして話す。それは、自分に起きたことを表現すると怒られるからだったようだ。
DVをしてきた人がしたことと、自分がしたことの境界があまりついていない。彼の境界線を侵して来た相手のことは腹が立つ。
DVをしてきた人は、罰せられることがほとんどない。社会的には、「自分で逃げようと思っていたら、逃げられたでしょう」という話になる。
そのことを今回のことでまた思い知らされた。



支配は恐ろしい。わたしは支配しないで、その人に向き合いたいと思う。
とても難しいことだけど、自分の要求をはっきり伝えることと、支配することの区別ができるようにしていたい。


メリットデメリットが釣り合っている限り、一緒にいるだろう。
いつまで続くかわからないが、それもまたいいと思う。




ブログを通して知り合った人なので、わたしのことを彼はよく知っている。
わたしがだめなことも、世の中の基準からずれていることも、いろいろあったことも知っている。説明しなくても知ってもらっていることは便利だ。


凸凹が補えているのは良いことだ。どうなるかわからないが、うまくいくといいと思う。


察しのいい人は、相手が誰かわかるだろうけれど、まあ、それも仕方がない。




最初は、なじむのに必死で、合わせるようとしていた。
だから、疲れた。熱も出たし、体調も悪かった。
しかし、だんだん、人と生活することにも慣れそうだ。