c71の一日

生活の記録

塾講師が考える、女の子の将来設計

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これを読むと、勉強して大学に行って、その大学のブランドに合わせたところに就職せよ、ということが書いてあるんだと思う。


だいたい、正しい。でかい企業に入りたいなら、東大を出るのが一番だ。

でも、東大に入れない子も多いので、教えていて、普通の女の子が今目指しているものを書いていきたいと思う。
でかい企業に向いていない人もたくさんいる。
だから、そういう人向けに書こうと思う。


東大や早慶に入れなくても、人生は続く。
生き残るために、教養を深めることがなによりも大事だ。
そのための大学であって、就職を有利にするツールとしての大学だということだと、生き残るチャンスを逃しやすくなる。
どの大学でも、勉強をする環境は整っているのだから、それを利用して、生き延びることが大事だ。
上位に入れない人のほうが多い。
でも、上位に入れなくても、豊かな人生は送れる。
何をしても、生きていける力は、教養から得られる。




普通程度の大学に入ることに意味があるのか、と聞かれたから、「先生はどこの大学も一流だから、学びたいと思えば、どこの大学にでも入る意味はある。少し上を目指すと、少なくとも勉強が好きな子が多い環境で学べるから、それがメリットだ」という風に教えている。


だいたいの生徒さんは、東大に入れない。だから、年収何千万になることもない。


今はキャリア教育が充実していて、職場体験や、専門職に就いた人の話を聞く機会も充実しているので、高校生までには、だいたいなりたいものが決まっている女の子が多い。


その子たちに伝えることは、

  • お金があったほうがいい暮らしができる
  • 嫌なことがあったときに引っ越しできる自由がある職業がいい
  • お金があると、嫌なことをしなくて済む
  • 働いていると、介護と子育てに一生費やされることがない
  • 働き続けることで、自分の人生を選択する自由を維持し続けられる
  • 資格のある仕事は、同じ資格の勉強をしている人が働いているので、同僚や上司に対して、少なくともある程度の教養があることを見込める
  • 一度仕事から離れた後、資格がないと、単価の安い接客業のパートをすることになる


ということを教えている。


今、人気があるのは、医療従事者だ。
助産師、保健師、看護師、言語療法士、理学療法士、作業療法士などが人気の職業だ。薬剤師も人気がある。
一般企業に就職した場合、キャリアを積んでいくことや働き続けることが難しいことが、中高生の間で共有されている。
教えている生徒さんには、なんとなく、一般企業に勤めたい、とか、内勤の事務職を目指す人はいない。全くいない。
内勤の事務職の職が少ないこと、給料が少ないこと、昇給もほとんどないこと、働きにくいこと、雇止めの可能性があることはよく知られている。今、ハローワークに行けば、内勤の事務職を探している人が多いことと、対称的に、今、これから人生設計をする人たちは、自分たちの人生が過酷なことをよく知っている。


何千万も稼ぐ人にはなることが難しいこと、体力的、知的に恵まれ、人間関係調整力がない限り、継続的に何千万円も稼ぐ働き方ができないことをみんなわかっている。
でも、大抵の人は、体力がなかったり、学力が足りなかったり、人間関係を調整することが苦手だったりする。
そのことを高校生までに分かっていて、人生選択をする生徒さんが、今教えている中には多い。


生徒さんには、やりたい仕事をしてみて、ダメだった時の場合に備えよ、と伝えている。
やりたい仕事があっているか、やりがいがあるのかは、やってみないとわからない。迷ったら、少しでも給与の高い仕事を選ぶように勧めている。待遇は、事前にわかることだけれど、ほかのことは、事前にはわからない。


向いていなかった時のために、学生時代にできる唯一のことは、教養を深めることだ。
だから、高校生のうちに、本を読んだり、友達と遊んだり、部活をしたり、できる限りのたくさんの経験を積んで、無理しない程度に、世界を広げることを勧める。短期留学するチャンスがあったら、逃さないようにと伝える。なにも、日本に限定して仕事を探さなくてもいいからだ。
教養があり、世界が広ければ、逆境に陥ったときに、打開策を思いつきやすくなるからだ。

わたしの考えるコミュニケーション能力は「質問を考えることができる」「質問に正確に答えることができる」この2つだ。
この2つができたら、コミュニケーション能力があると言っていいと思う。
疑問点を持つためには、注意深くなくてはならないし、全体のことも細部のことも見えてないといけない。

人とうまくやることとしての、コミュニケーション能力についてはしらない。


いやだったら逃げる、そのためには、強い力が必要だ。
塾講師も、どこでだってできる。職場が嫌になったら、引っ越せる。世界中どこにだって行ける。
その可能性を持っている、ということが、閉塞感のない生活を送ることにつながる。心の余裕にもつながる。
だから、資格を持っていようが持っていまいが、自分でできる仕事があるということが、大事だ。
外国で、からあげ屋をやったっていい。
自分のキャラクターを生かせる仕事は自分で考えて作り出せばいい。
常に、自分のアイディアで食べていけるようにしておくことが、とても大事だ。
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