c71の一日

生活の記録

言い聞かせていないと、ひどい目に遭わせた人間に会いにいきそうになる

自分に「あの人には二度と会わない」と強く言い聞かせていないと、
「あんなひどいことをせざるを得ない人間なんだから、かわいそうな人だ…。面倒を見てあげないと」と思ってしまう。
そうすると、自分が損なわれる。

わたしは、自分にひどいことをする人に対して、なついてしまう部分があるらしい。

医師に「頭の中のアラームを大切にして」と言われた。
わたしが、祖母に会ったとき、頭の中のアラームがびんびんなった。
ここは、危険な場所なのだと。

年を取って弱ったことはかわいそうだけれど、わたしのいやがることを繰り返ししてしまう部分は、年を取ったからこそ直せない。
わたしは、その場所に行かない努力をしないといけない。
それを誰に非難されても、自分を守るためには、非難する人たちからも逃げないといけない。

逃げて逃げて、逃げた先がひとりぼっちでも、それでいいんじゃないだろうか。
わたしは、たくさんのものを失ってしまった。
取り戻せることは絶対にない。
失ったものは、失ったものだからだ。
新しく、何かを得ることはできる。
だけど、失ったものは帰ってこない。

それは、心にとても痛い事実だけど、同じ過ちを二度と起こさないための痛みだ。
痛いことはわたしを助けてくれる。
これ以上、時間と誇りを奪われないために、わたしは、都合の悪い場所には行かないし、会いたくない人には会わない。