c71の一日

生活の記録

お前の敵さんのブログを読んで思ったことと自閉症であることの楽しさ

メンヘラをネタにインターネットで人気者になることについて : 戦争だ、90年代に戻してやる

こんなひどいことがあるのだ…と思って衝撃を受けました。

わたしにもリストカットの友だちはいるけれど、その子は、病気と向き合って、リストカットをしない百の方法を考えたり、一緒にノートを作ったり、親御さんと話し合ったり、薬をちゃんと飲んだりしていたから、びっくりしました。

わたしもある意味で、精神病をコンテンツにしているのかなあと思いました。
同人誌も作ります。ブログもたくさん書きます。文学フリマにも行きます。

わたしはお前の敵さんのおっしゃることにとても賛成しています。

わたしがブログを書くのは、自分の病識を整理して、回復する過程を記録に残したいからです。

わたしは精神病になってからはずいぶん長いのですが、障害者としては日が浅いので、毎日発見があって、とても面白いのです。


そうか…この困難は、健常者さんと違うからなのか、どういう工夫ができるのだろうか、薬を飲むとどういう風に変化するんだろう?どういう風につきあって行くことがベストなんだろう?とやっていくととても楽しいのです。


わたしにはわたしの内側に広い世界があります。
それは、自閉症スペクトラムだからです。
その世界はとても広くてさみしくて自由で、何をしても許される心の中だけの世界です。
だから、わたしは自閉症スペクトラムを楽しんでいます。健常者さんにはそういうものがない人もいるみたいなので、わたしはわたしで良かったと思います。

自閉症は楽しいです。
一人が楽しいので、旅行も一人でいけますし、自分だけの価値観で満足できるので、他人に影響されにくいです。影響されるときは、大きく響くので、小さい変化が大きく感じられて、ちょっとしたことでも波瀾万丈です。
人の気持ちがわかりにくいというか、政治がわからないというか、人間関係の機微がわからないので、人との衝突は激しいですが、素の自分をわかってくれる、友だちが厳選しやすいという利点もあります。

決まったレールに乗れないので、いつもスリリングです。
自分の人生を作って行くのはクリエイティブで冒険で、いつでも、「生きている!」「怖い!」「すごい!」という感情でいっぱいです。


でも、それは、病気が重い自慢とは違うと思っています。

病気が重い自慢の人は嫌いです。

そういう人はたくさん寄り付いてきますし、わたしにわかってほしいと訴えてきます。

でも、わたしは冷たいのですぐ距離を置きますが、その人たちがたまるとこういう風になるのだなあと思いました。
わたしは、心の中がうるさくなるのが嫌いなので、そういう人たちとは関わらないのです。



お前の敵さんはとても優しい人で、立派だなあと思いました。

わたしにはこういう文章はとても書けないので尊敬しました。それに、人と関わっていく姿勢が素晴らしいと思いました。人の命を救うかもしれない文章だと思いました。