c71の一日

生活の記録

能力について

障害と才能、二重のおちこぼれ - よもちかブログ

このエントリが面白かったです。

わたしは、能力のある方の障害者だと思います。
短い時間だとはいえ、働いているし…。


それでも支援が必要ですし、困っていることがたくさんあるので、少し書きます。

わたしは、叫んだりわめいたり暴れたりします。
泣いたり、徘徊したりもします。
最近は薬を飲んで落ち着いていますが、薬を飲まないと眠れなかったり、二十時間くらい眠ったりします。


ASではない自閉症スペクトラムです。

教えてもらったことはできるようになることもありますが、教えてもらえなかったことはできません。
言われたことは言われたようにやりますが、他の人の意思や空気を読んですることや、気配りはできません。

だから、逆に言うと、自分がそれはできないと思うので、「空気を読まないやつ」と言われると、「普通にならなくては」と理不尽な要求にも応えなくてはいけないと思ってしまって、理不尽なことを従順に受け入れてしまい、危険な目にあってしまったり、ノーと言えなかったりします。
そちらが空気を読めないこと自体よりも危険だったりします。

空気を読めないこと自体で困ることはないのですが、空気を読まないと責められたり、それで脅迫されてしまい、流されてしまうことが困ります。

生活能力が低いので、自己管理や整理整頓ができません。音や光に過敏なので、テレビもラジオも観られないし聴けません。

食器の洗いものができないです。水に触る感じがいやなのです。片付けは頭が混乱して泣きたくなります。
掃除機をかけるのもやり方はわかりますが、いつすればいいのかわかりません。

綺麗、汚いの価値基準がわからないのです。

ヘルパーさんがきて、どのくらいで汚いのかわかるようになりました。だから、最近、シンクだけは綺麗です。

ものを買うのが好きなのですが、片付けが苦手なので、なるべく買ったら、古いものをすぐ捨てるようにしています。でも、それもうまくいきません。


たとえば、ヘルパーさんが半年ためてしまったペットボトルを洗ってから乾かしてすぐに捨てられるようにしてくれました。
わたしはそれを三ヶ月放置していました。
捨てたかったのですが、カレンダーの見方がわからなかったこと、捨て方(捨て場にいくことが怖い、怒られるかもしれない、ネットがどれかわからない)がわからなかったので、できませんでした。

だから、ヘルパーさんと一緒にゴミ捨て場まで行って、カレンダーの見方を教えてもらって、どのネットにどの時間帯に入れたらいいのかも教えてもらって、具体的に教えてもらってから、ようやく捨てることができました。


こういう風に、わたしは、「具体的に生活の中で教えてもらう」ことが絶対に必要なのです。
(母や父には、生活の中の具体的なことについて教えてもらう機会がありませんでした)

決まった料理しか作らないのも、目の前で野菜を切ってもらって、どのくらいの火加減で炒めるのか、タイミングを言葉と見た目で教えてもらわないとできないせいです。

しかも、応用が利かないです。


最近、オムライスができるようになりました。ポトフと煮浸しもけっこうできるようになりました。
これで、食べるもので死ぬことはありません。


栄養バランスを良く、とアドバイスされても、わたしには伝わりません。

「野菜ジュースを買い置きして、一日一本飲みましょう」と言われて理解できます。

(だから一日一本とかそういうタイトルの野菜ジュースを買います)

抽象的なことは理解できるのですが、具体的なことができません。

これは生活に非常に支障が出ます。


仕事は、やることが具体的に決まっているので、できるのです。

でも、たとえば、英語を教えるのは苦手です。
なぜなら、英語には具体的な手順がないからです。

どうやって教えるのか、具体的な手順がないので、教えるのが苦手なのです。

自分がやってきたことは教えやすいので、数学を教えるのが一番気楽です。


わたしにはできないことが、いろいろあるんだと最近になって気づきました。
これまでは、他の人ができるけど、わたしができないことがあるということがぼんやりとしかしらなかったです。

わたしはスーパーマッケットが痛くて苦手なのです。
他の人にとってもそうなんだろうと思います。

でも、痛くないらしいのです。
わたしにとっては痛いとしか言いようのない場所ですが、楽しい人もいるようなのです。
音が痛いし、光も痛いし、赤い色が刺すみたいに感じます。

黄色も多いです。
黄色はぶたれてるみたいです。


わたしはおなかが痛いみたいな気持ちになっていけなくて、無意識に避けている場所がたくさんあります。

自分でも意識していないのでどこかわかりませんが、行動範囲を狭めていますし、むやみに疲れるので、やっぱり、無理をしているのだと思います。

疲れ方がひどいのはそのせいだと説明されてから、ようやくわかったことがたくさんありますし、これからも探して行くつもりです。