c71の一日

生活の記録

軽トラさん、電話したら喜んでたわ

さっき、眠さが極まって、何もかもどうでも良くなり、自制心がなくなったので、軽トラさんに電話をしました。電話かけない方が良いと思ったのですが。

軽トラさんはかけ直してくれて、雑談をしました。

病気は治ったか、炭水化物はちゃんと食べたかなど聞かれました。
それで、日曜日の予定の確認をしました。


「寝起き?それとも眠ってる?」と聞かれたので、
「うん、寝てた、なんで?」
「寝起きか病み上がりみたいな声してたから」
「うん、眠い、眠くてかけたの…。そんで、今目ぇつぶってる」
「それはこっちにはわかんないな」
という会話をしました。

眼鏡の話をしていて、c71ちゃん、ちゃんと見えてるのみたいな話をしたから、「うんぼんやり」と答えました。
「でも目が悪くなるからかけてみた方がいいんじゃないの?」
「似合うのあるかなー」「何でも似合うんじゃない、縁なしの細いのとか似合うと思うけど。あと、セルロイドのとか」
「でも、めんどくさいんだよね」と答えました。

わたしが「そういえば、軽トラさんって目が細いよねー。この前気づいた。病院に送ってもらったとき顔見た」と言ったら、「え、今まで気づいてなかったの?」と言われ、
「うん、今まで顔見てなかったからねー」と答えたら、「眼鏡しなよ!」と言われました。
軽トラさんは目が良いのですが、だて眼鏡をおしゃれでかけているのです。

「うわあ、ショックだわ、じゃあ、c71ちゃん今まで顔見てない人とごはん食べたり遊んだりしてたの?」
「そういうことになるね、あはは」
「えーなにそれ」
「あはは、この前、ココスで三回目のデートのとき初めてまっすぐ顔見たんだよ」
「ちょ、それは最初でわかることでしょぉ」
「顔見ないんだもん」
「ちょっと大丈夫それ、おれショックだわ」
「うんー?」
「顔見ない相手と会ったりしてたってこと?四回も、顔知らない相手とごはん食べたり、遊んだりしたってこと、ちょっとそれ大丈夫なの?心配だわ、おれ」
「そういうことだ」
「どういう顔だと思ってるの」
「えっとー、目が細くてー。ひげが濃くてー、鼻の形は覚えてなくて、あ、クレイアニメの粘土で作ったみたいな口元してるよね」
「それ、絶対褒めてないよね、けなしてるよね、ひどいわぁ。ひげは半日剃らないんだから、だんだん濃くなってしまいます」
「そうかなあ。じゃあどういう顔、わたし?」
「えっと、目が二重だよね」
「そうだねー。あとは」
「あとは、うんと、まあ、そうですね、電話でなんて言えません」
「んー?」
「そういえばさ、c71ちゃんはさ、怒っててもさっと切り替えるタイプ?」
「根に持つタイプ」
「え、怖い。根に持たないって言ってたじゃないですか」
「でもそうなんだもーん。誰がそんなこと言いましたか」
「誰も言ってないです…。じゃあさ、この前怒ってるって言ったのは?もう怒ってない?」
「怒ってるよ」
「え、あれ怒ってたの…わかんなかった。笑ってたから…今も笑ってても怒ってるの?怖い」
「笑っててもー、怒るし、怒っててもー、笑うよー。それに怒ってるってちゃんと言ったもん。そんで、ちゃんと謝ってないもん」
「ごめんなさい。謝るから許してください」
「あのねー、わたしがー、軽トラさんに、超良いデートして、その帰りに、真剣な感じで、友だちでいましょう、っていう」
「それは悲しいよ、悲しいじゃないですか。なんでそんなこと言うんですか」
「だから言うんだよ。同じシチュエーションじゃないと復讐にならないじゃん」
「怖い、怖い、今言って」
「今言うと、フレンチ食べてお酒飲んで良い雰囲気の帰り道で友だちでいましょうって言われたダメージと違うもん」
「そんなひどいことするんですか…」
「するよ、したのはそっちだもんね」
「今言ってください」
「今も言われたいの?」
「今も言われたくないし、これからも言われたくないです。怖っ」

「やっぱり、c71ちゃん、コンタクトか眼鏡した方が良いよ。顔見えないのって良くないよ。おれがどんな顔してるかとか、どんな表情しているかもわかんないってことでしょ」
「うんでも不便じゃないし」
「不便じゃないわけないでしょー」
「顔見ないもん」
「コンタクトは?」
「怖いし。眼科怖い」
「そんなこと言わずに」

「日曜日楽しみ?」
「楽しみ」
「楽しみだねえ」
「電話して来て嬉しい?」
「嬉しいよ、それは」
「どんな風に嬉しい?」
「え、うん、それはうん。c71ちゃん寝てる?」
「寝てないよー。目ぇつぶってるけど」
「寝てるとき見たいな声してた」
「そんでどんな風に嬉しいの?」
「え、あ、う、あ、おれボキャブラリーないから、言葉にできないです」
「じゃあ、なんで嬉しいの」
「いや…」
「じゃあ、今度電話してよ」
「電話していいの、何時くらいにして良いの?用がなくてもして良いの?」
「して良いよー。十時以降ならいつでもいいよ。メールもして良いよ」
「たわいないメールでも良いですか」
「良いですよ。してくれたら嬉しいよ」
「そっか、うん、じゃあ、またしますわ」
「はい。じゃあ、日曜日にね」
「うん。おやすみー」
「じゃあ、おやすみ。長くなっちゃったね。ごめんね」
「いいよ、大丈夫」
「じゃあね」