c71の一日

生活の記録

ヤバい、ヤバくね、超能力

わたし以外の人はテレパシーで会話している。

「ヤバい」
「ヤバくね」
「ちょーヤバい」
それで会話が通じている。
例えばテスト前で「ヤバい」と言ったら勉強していないという意味だし、それに対して「ヤバくね」と言ったらわたしも勉強していない、という意味だ。
文脈を捉えて、声の調子でやり取りしているのだ。
わたしはそのものまねは出来るけど、通じ合うことはできない。
超能力を使えるなら、言葉はたくさんいらないんだ。
国語できなくても、会話できる人はいっぱいいる。

だから、こつこつ説明する。資料を作るのが早いのはそのせいだ。資料だけは作るのが早いし、プレゼンテーションも得意だ。



「ラックススーパーリッチ」と突然歌いだしたので、相手が驚いた。
わたしは、別に意味もなく思いついたからいった。
不断は人といると緊張しているから、そういう奇行をしないけれど、一人でいると「こがねむしーは金持ちだ」とか、わけのわからない歌や独り言をぶつぶついっている。別に理由なんてない。いうと落ち着くだけだ。


奇行や反復動作をするのがわたしだけなんて知らなかった、知らなかったと言えども人前では出さなかった、そして、わたしには超能力がない。