c71の一日

生活の記録

毎日を重ねていくこと、自分を大切にすること

毎日シーツを洗濯していると、自分が重要人物になった気がする。
自分は、洗濯したてのシーツがふさわしい人間なのだ、ということが実感として、わかってくる。
今まで、こんなに親切にされたことがあろうか。たぶん、ある。
あるんだけど、わたしは親切にすごく飢えているから、自分に対して、自分で親切にする必要があったのだった。


手間ひまをかけて、自分に対して、親切にする。優しくする。
わたしは優しくされる価値があるんだ、と思う。
わたしは下着を新しくした。
肌触りが良くて、見た目が可愛いのを買った。
それから、セーターを新しくした。
化粧水も変えた。

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前はジバンシィを使っていたのだけど、安いのでこれに変えた。たっぷり使える。
ときどき、ジュニパーとローズマリーを混ぜたオイルで、リフレッシュする。人に会う前に、手に塗ると、からだが守られているような気がする。
肌に触れるものを、綺麗にしたら、部屋の片付けも前よりも出来るようになって来た。
いらないものを捨てて、箱にしまった。お金が出来たら、収納を増やして、本を本棚にしまって、今使っている棚には、ものをおこう。シーサーも飾ろう。そうしたら、寝室がもっとにぎやかになる。
壁には、布を飾っている。今までもらった絵も飾っている。飾り棚をゆくゆくは買って、観葉植物も飾りたい。
家の中が、散らかっていなくて、清潔だ、というのはとても嬉しいことだ。
今まではとても難しかったのだけど、シーツを洗濯するようになって、ちょっとしたときに、ひとつひとつ片付けるようになった。
溜めなければ良いんだとわかっていたけど、それが難しかった。
相変わらず、洗濯物を畳む器用さがないから、皺にならない素材のものは、丸めて棚にしまっているのだけど。


スクワットや、シーツを毎日洗う、という目標を立てて、自分で実行できたのは、短い間だけれど、自信になった。
わたしには、なにもできないんだ、という無力感が減った。
それに、自分が、労られるべきvipなのだ、という気持ちが芽生えた。
それは、言い聞かせるよりも何よりも、さっぱりと洗い上げたシーツの方が雄弁だ。友だちにもらった、水晶のブレスレットや、良い香りのするものや、入浴剤が、わたしに友情を感じさせてくれる。
わたしの方は不義理をしていたり、失礼があったりするんじゃないかと、不安なのだけど、できるだけ、大事にしていきたい人たちだ。
ブログを通して、知り合った人たちは、わたしも大切にしたい。
わたしが自分で、ブログを書いて、そして、わたしに気がついた人たちがいる。そのことは、わたしの財産だ。
すごく嬉しいことだ。
わたしのことをわかってくれたり、共感してくれたり、自分に置き換えてくれたり、感想をくれたりする人たちは、とてもありがたい。
昔は、反応に対して、どう答えれば良いのか、わからなくて、戸惑ったけれど、わたしも世の中に揉まれて、応対に戸惑わなくなった。失敗していることもあるだろうけれど、お礼は言えるようになった。
嬉しい気持ちはあるんだけど、どうしたら良いのかわからなかった。
わたしはたとえば、ビジネス文書が書けない。だから、メールをするのが怖い、とか、冠婚葬祭がわからないから欠席するとか、あったんだけど、出たかったら出るし、そうじゃなければ、出ない、って決めて楽になった。
お礼の気持ちを伝えたければ、そう言えば良いし、そうじゃなければ、ビジネス文書らしく書けなくても、意味が伝わったら、それで、今のところはよしとする。わたしはこれからも成長できると思えるようになった。


不安を数えればきりがない。
この先も仕事があるかどうか、とか、今現在お金がすごくない、とか。
仕事をうまくやれるかどうか、健康はどうか、とかね。
でも、そういう風に悩める自由を今は噛み締めている。
今までは先回りして、「これはしちゃいけません」「こうしなさい」と言われて、やりたいことができなかった。
やりたいことをして、失敗をする自由ってとてもなによりも替えがたい。
自分にとっては失敗じゃないしね。
お金は稼げば良いし、健康は、不満をためているときよりも良くなった。今日はお昼寝を思う存分したから、かなり元気になった。
わたしの最近の行き詰まりは、睡眠だったんだなと思えるくらい。


シーツを洗って、スクワットをするようになってから、過食もしなくなった。だから、腰も痛くなくなった。足もむくまなくなった。仕事が減ったからお昼からお風呂に入れる。とても幸せだ。
仕事があってもなくても、幸せなのって、とても良いな。SE時代、腕もなかったけど、手取りで十四万円で、休みもなく、残業手当もない生活よりは、昼寝しながら働ける今の方がずっと楽だ。今も休みはほとんどないけど、楽しい仕事だから良い。


わたしはブランドものに目覚めた。今まで、ブランドものじゃない服を買いあさっていた。でも、そういう服は、着心地が良くなかった。
だから、最近は、古着のブランドの服を買っている。わたしはすぐ服をダメにしてしまう天才だから、古着の方が気楽に着られて良い。
ブランドものじゃなくても、着心地の良いものを見つける人はいるんだと思う。それが普通だと思うのだけど、わたしにはそういう才能がない。ブランド品は、だいたい、着心地が良い。着心地の良いブランド品を覚えたら、それを来ていれば良い。大人向けのブランド品もあるから、そのへんの駅ビルに入っている服を買って若作りに見えるよりも、ネットで古着を買った方が、わたしにはあっている。
衝動的に買って、貧乏になる癖をやめられたら良いなと思う。
過食をやめられつつあるから、散財もいつか、満足してやめられる日が来ると思う。
家を片付けられたら、何があるかすっきりわかって、服を買う量が減る、なんてことないかな。


毎日は不安だけど、自分の肌にあたるものを清潔にしていると、元気が湧いてくる。
誰も助けてくれない。だけど、誰かに止められることもない。
そうすると、自由な発想がわいて来て、お金を儲けるやり方も思いつく。
気軽にやってみようかな、と思える。
だから、毎日シーツを洗って良かった。毎日スクワットをやってよかった。
わたしには何もないと思っていたけど、続けられることがあるんだって思った。
だから、怖いけれど、頑張れる。
おしゃれして、良い匂いのものに囲まれて、綺麗な布に触って暮らしたい。