c71の一日

生活の記録

既知の情報で仕事を選ぶ

生徒さんと英語を勉強しています。
一緒に勉強して、自分の力もつけたいと思っています。
その生徒さんは英語だけが苦手なので、英語さえできるようになれば、どんな人生も選べるでしょう。
その人は、専門職を選ぼうとしているのですが、本当に向いているのか、不純な動機で選んでいいのか迷っています。


だから、わたしは、「お金や待遇で選んだ方がいい」と言いました。
「やりがいは、やってから出るもので、事前にやりがいがある仕事かどうかはわからない。だいたい、仕事はやっていて、つらいこともあるから、そのことに目を背けるために、仕事の良さを必死になって探す面もあるのだ」というようなことを言いました。


「既知の情報だけで仕事を選んだ方がいい。もしかしたら、人間関係が悪いかもしれないとか、やりがいがあるかもしれないとか、成長できる職場かは、実際に働いてみないとわからない。わからないことで、仕事を決めてしまうのはよくない。待遇やお金の稼ぎはあらかじめわかっているんだから、それだけで決めた方がいい。そのほかは、働いているうちに分かることで、わかってから、転職をするなりなんなりする方がいい。それに、サラリーマンは、仕事場に縛られてしまうけれど、専門職だったら、時給の良い職場を探したり引っ越したり自分の好きな時間帯で働いたりすることもできるし、独立もできるから、資格を取れるうちに取っておけば一番いい。
そのために、今頑張っておけば、一生、そのアドバンテージがある。ほかのことを勉強したくなったら、資格を取ってから、勉強をするのもよいし、一般教養もあるから、その中で興味のあることを勉強していく手もある。だから、向いているかどうかで悩まなくていい。やってみたことがないんだから、向いているかどうかはわからない。
でも、わたしから見て、向いている兆候は見えるよ」


という話をした。

そして、英語を勉強するときに、解説を読まないことが発覚したので、「それだと、当たったとか当たらなかったとか、そういう風になってしまっていくら問題集を解いても、新しい知識が増えないから、必ず解説は読む方がいい。それに、最初に書いてある前書きで、問題集の最も効果的な使い方が説明されているから、それも必ず読んでその通りにするとよいよということも話した。


何かを決断するときには、既知の情報をもとに、メリットデメリットを書いていって、量が多い方を選択する方がいい。