c71の一日

生活の記録

Hobbit 傲慢なお姫様トーリン(王子)と乙女な魔法使いガンダルフ

Hobbitがあまりにもつぼに入ったので、二回観ました。

感想をオチもなくだらだら書きます。

二回目はストーリーがよくわかりました。
誰が誰だかわかりました。
人の顔と名前を覚えるのが苦手なのです。
キーリとフィーリはすぐ覚えたのですが(イケメンだから)。

一回目は、ただ「うう…すてきなおじさまがたくさんいらっしゃる…」と思っていたのですが、
しかも!戦ってる!マジかっこいいウヒョー。

「おうじたま!おうじたま!」という感じで観ていました。
馬鹿すぎる…

馬鹿ばんざい!
王子様ばんざい!

トーリンが無謀なために、何度も死地に陥る一行。
小さいせいでエルフに囲まれたとき本当に間抜けに見える一行。
頑張って威嚇しても小さい。うぅ。
プライド高いと間抜けさもひとしおですね。愛…愛が芽生えます。

誇り高い王女のように潔癖なトーリン。
そもそも旅の目的は、トーリンの「王国を取り戻す」という一新のために始まります。
はっきり言って、集めた仲間たちは「死んでくれ」と言われたのに等しい。
そこらへんのわがままさが、わたしのイメージの王子というより、「王女」という感じがします。

なんというホモソーシャル。でもいやじゃないわたしがいる!

ガンダルフが乙女だと思った理由は、
「なぜホビットを巻き込むのか」と聞かれて、
「彼がいると勇気がいるから」と答えたから。

癒し担当なのかい。

マスコットが必要な魔法使いって、日本の文脈から言うと魔法少女じゃない…。

殺伐とした男ばかりの中に一輪の癒し。

それまでも「なぜあいつを」と言われていたときも「わしが選んだのだから文句を言うな」と突っぱねていたのもなんとなく乙女っぽい。

乙女なガンダルフと、お姫様なトーリンと、素朴な娘ホビットを守る十一人のドワーフ

ガンダルフは、魔法は基本的に一種類しか使えないし、なんでも知ってる訳じゃないし、基本的は武闘派で、トロルの宝物も嬉しげに自分のものにする。すごく植民地主義っぽい。
この人たちの動力って、お金と名誉と故郷を守る気持ちと友情だから、すごーくすごーく今も時代からすると右翼!!!


でも、うっとりファンタジーに浸ってしまう。

人間は昔ファンタジー界の皆さんと交流し、お互いの世界を深めたのだ…と言ったのはミヒャエル・エンデだけど、ホビットに浸るとまさに損な気がする…