c71の一日

生活の記録

診察でした

今日は診察に行きました。

興味深い話をしました。

自閉症スペクトラムで生きていると、世界の奇妙さに気づかされるという話をしました。

たとえば、病院で大声でごねるひとは変です。
でも、わたしのほうが変だと言われます。


わたしは、ルディシモンの本を読んでいろいろ工夫できます。
ハンディキャップがあるので、健常者の人の言い草には腹が立ちます。

たとえば安西水丸さんのインタビューを読むと、
「この健常者が。普通に生きること自体に努力いる人だっているのに、健常者だからハンディキャップなしで努力したらそれは成果が出るに決まっている。それなのに、一縷の望みを持って、作家や画家になりたい人のことを糧を得ていないということで否定しやがって。死んでよかった」と思ったりします。死んでよかったというのはわたしの平穏が保たれると言う意味です。

わたしはハンディキャップがあるせいで、他の人から見えない障害があることで、やればできるはずなのにやらないと言われ続けることに、とても消耗してきました。そのことを言いたいです。


そのかわり、社会の矛盾を考える力が育ったのはよかったです。


世界で一番かわいそうなのは、おじさんだと思います。
このことについては、酔いが醒めたらまた書きます。

わたしは言語能力が高くて、社会構造や言葉のパターンが植物が成長する過程を観るように理解できます。
それは自閉症で良かったなと思う部分です。

サヴァン的な部分もあって、誰かが言った台詞をほとんど覚えていられることも使えば便利な機能です。
そうやって、自分にもいい部分がある、という風に思うのも生活における工夫だと思います。