c71の一日

生活の記録

わたしと障害と日常生活のこのごろ

確定申告にいったときのことをもう一度書こうと思います。
だんだん頭が整理できました。

去年の収入の10%が源泉で、所得税としてとられていたのですが、全額返ってくることにしました。
これでカードの支払いができます。
よかったですね。

障害者の皆さんは、退職した人も含めて、ぜひ確定申告にいってほしいと思います。
正社員の人で隠している人はいけないかもしれませんけど。

わたしは、税務署の人が親切にも経費を六十五万円まで認めてくれたので(なんていうかわたしが無知だったので気の毒がってくれたのか、いろいろ聞いてくれて経費になりそうなものをかき集めて六十五万円まで増やしてくれました)、控除が全部まとめて収入よりも上回りました。障害者控除も、社会保障控除もまとめた分です。

障害者控除はかなり大きくて、わたしは、障害者手帳が二級なんですけれども、なぜか特別障害者として申請されました(国税局を見る限り、精神障害者は一級から特別障害者として認められるのでこれは何かの間違いかもしれないです)。

でも、手帳はちゃんと見せましたから、わたしの認識の間違いかもしれませんが、得しました。


わたしはこのブログで「超働いている!」と書いているので、どれだけ忙しいんだ…と思われるかもしれませんが、実際は土曜を除いて三時間半から四時間以上働かないです。

一年に三ヶ月だけ一日中働く時期がありますが、そのあとすごく暇なのでなんとかなっています。


朝七時に一度起きて、ご飯を食べて、また寝て、お昼を食べて、また寝て、いやいや働く…という周期を繰り返しています。

事務とか経理とかPGとか、二度とできる気がしないです…。

わたしの周りの人は、障害を知っている人も含めて、わたしを障害者だと思ってはいないみたいです。
わたしは、障害者手帳を申請してはじめて、自分が障害者なんだなあと思いました。

それは、先生が忠告していたことでした。

障害者だと思ってできないと思ってはいけないよ…。
自立することを目指さないといけないよ…。
あなたならきっとできると僕は信じているよ。

わたしは、障害者手帳を持って、楽になった部分が大きかったです。

それまではすぐに死にたいと思っていましたが、
その死にたいという気持ちが「これが障害の結果なんだな」と客観的に見られるようになって、「病気だからできないのはしかたがない。他の方法でやればいいし、できなかったら寝ていればいい」と思えるようになったことです。

自分が健常者で、健常者みたいに振る舞わないといけない、というプレッシャーが強かったとき、つまり、わたしに診断がおりていない間は、とても苦しかったのですが、良い意味で「あーー、障害者なんだもん!できないんだもん!別の方法でやるもん」と開き直れたことがよかったです。
とはいえ、結局のところ、先生が心配していたように、「障害者だから逃げる」という風にはなっていないです。「結果的にやり遂げる」ところは守っています。
無理せず、結果的にやり遂げるために、障害者手帳が何となく役に立っている感じがします。

映画が安く見られたり、バス代が安かったり、税金が安かったり、医療費が安かったり(ただだったり)します。

わたしは結構いろいろできそうに見えるらしいです。
だから、経歴の割に塾講師なんてもったいないね、とか、なにをやってるんだ、もっと幸せになれよ…とか言われたりします。
でも、できないんだからしかたないじゃんね、と思います。

役所の人や、ヘルパーさんに、少しのことでもできるとほめられるととても嬉しいです。手帳をとる前だったり、母といるときだったら、できて当たり前と言われていたことだったのが、手帳をとってからほめてもらえるようになったので、生きることが楽になりました。

できないことを前提に話されるので、一日四時間も働いているということで驚かれたり(いつか手帳の級を下げられるんだろうか?)するのが新鮮でした。