今、狩りをして生計を立てている男たちはマジョリティじゃない。
でも、実際には「大昔から男は狩りをして女は採集をしていたから、外で働くのは男だ」という性別役割分担が大手をふるっている。
実際には、今の男たちは狩りなんてできないだろう。
機械化が進んで、力仕事は大幅に減った。力仕事が必要な場面でも、機械を使う場合が多い。
だから、性差はあまりない。
性差があるとしたら、女性のほうが体調の悪さに敏感だったり、月経があったりする部分だ。
機械を苦手とする女性がいるのは、教育機会に恵まれていないせいだし、企業に男しかいないから、女性の受け入れ態勢や理解がないためだ。
女性も参入しやすい職場環境を増やすことが大事なのに、「大昔こうだった」ということを言われても納得がいかない。
今は、大昔じゃなくて、2016年だ。
女も人間だ。
人間だから、食べていくにはお金がいる。
単世帯の女性と男性を比べると、女性は、218万円、男性は300万円くらいの収入が平均的なようだ。
でも、女性だって、収入がないと生きていけない。
女は結婚すればいいという考えの人がそういうのだろうけれど、女が自由に生きられる世界のほうがいい。
なぜならば、男も一生稼ぐとは限らないからだ。
女が一生結婚で食える、その代わりに男は一生働かないといけない、という規範は男にとっても、苦しいはずだ。
女性は、結婚するから、という理由だけで、収入を安く抑えられる。結婚しないかもしれないのに。
たとえ、結婚してもお金は必要なのに。
同じ仕事をしているならば同一賃金にするのが当たり前だ。
今、男は狩りをしていない。
反応ツイート紹介
もし、性別役割分業の話してて、狩りの話をされたら、今狩りして生計立ててるんですか?って聞いてみる。https://t.co/WteIs522SU
— ゆめの (@yumeyume2014) 2016年4月10日