c71の一日

生活の記録

軽トラ王子は王子じゃない

軽トラ王子は、王子じゃなくて、人間でした。どういうところが人間だと思ったかというと、彼に変化があったわけじゃなくて、わたしがようやくまっすぐ相手を見たからです。

デート楽しかったです。
薔薇を見に行って、山をドライブして(またかよ)、おすすめ釣りスポットを歩いて、軽トラが7777777kmになる瞬間を写真に撮ろうと話していたのに、結局話に夢中で通り過ぎてしまったのに、まったく不機嫌にならない軽トラ王子に感心したりして、あとは、野球の打ちっ放しに行って、それぞれ、2ゲーム打って、ファミレスで三時間話して、帰りました。


薔薇園で、薔薇のソフトクリームをごちそうしてもらったときに、ソフトクリームが溶けて、軽トラ王子の両腕がソフトクリームでべたべたになってしまったときに、初めて、まっすぐ顔を見て、「意外と目が細いんだなあ」と思いました。笑うと目がなくなります。三回会って、ようやく顔をまっすぐ見ました。ひげが濃いな、とか、はげるのが不安なのか…とか、いろいろ思いました。

前回と違う時計をしていて、「その時計、前回と違うんだね」というと、「秋葉原で買って、最後の一個だって安くしてもらったんだよ」と嬉しそうに話すのを見て、「かわいい」と思いました。
今どき、そんな嘘にだまされるなんて、かわいいです。無害な嘘で、幸せになれるのは良いなと思いました。他のところはしっかりしているのになあ。


食べ物を大事そうに食べる人で、残すのが嫌いみたいです。綺麗に食べるし、清潔好きそうです。
仕事以外に楽しいことがない、と言っていたわりに、スノーボードも、フットサルも、釣りもするみたいだし、服も好きみたいです。「仕事楽しいのが一番じゃん」と言ったら、嬉しそうでした。
c71さんも、仕事の話するとき、楽しそうだよ」と言っていました。



軽トラ王子は、「6:4で自分が悪くないときでも、自分に非があるときには、折れて謝っちゃう。その方が楽だから。謝ってもまだ言ってくる人は、気にしなくていい人だなあと思う」と言うようなことを言っていて、頭がいいなあと思いました。


「知り合って、間もないのに、自分の嫌なところを、『こんなところもだめです』って、出すのは相手に失礼だよね。情がわいたら、なんてことない欠点でも、最初に言ったら、はい、いらないです、ってお互いなるもんね」という話し合いもしました。

それと、「恋愛は二種類あって、学校みたいなところで、じっくり、じわじわ関係を育てていって、ああいいな、と思う恋愛と、初めて会って、直感で、いいな、と思う恋愛があると思うんだよね。そして、働きだすと、会社に勤めていて、職場恋愛するとかなしだと、直感で、いいな、と思うしかないと思うんだよね。相手のところがわかるのって、初対面だと見た目だけだよね」
みたいな話を三回くらいしていました。
好きだって、言われているような気がしました。かわいい…。


以前は、わたしのことをちっとも大事にしないひととつきあっていました。
今は、自分が楽しいから、楽しく生きていると知り合えるのかな、他力本願だと、自分の人生を乗っ取られやすくなるのかな、と思いました。今は、自分で人生を生きているから、楽しいのかなと思います。