c71の一日

生活の記録

化粧とヒール、のようなマナーの押しつけは、セクハラとすぐ隣

化粧とヒールは、女を「花」みたいに扱うことだって書いた。c71.hatenablog.com


そして、花だってからには、虫だって寄り付く。
本物の虫なら無害だけど、「男」って種類の虫だ。
そういう人たちは、「花」に意思だとか、痛みがあるとは思ってない。ただ、利用できる肉のかたまりだと思ってる。たとえば、わたしみたいな女は「うるさい」っていうだろ。
「生きづらそうだね」と言う人もいる。どっちにしろ、同じことなんだけど。


男の人が、女の人も、同じ人間だと思っていたら、あの苦痛があるヒールを履けとか、化粧をしろとか、言わないだろ。
見た目が大事だと、女にばかり、負担を課すのだから、やっぱり、人間扱いしてないってことなんだよ。女がいくらけがをして苦しんでも、別にどうでも良い、それよりもマナーとか、普通の方が大事と思ってるんだから。それは、人間としての優しさを欠いたことだと思う。

そして、そもそもの話だけど、男の人は女の人にかかっている女の人特有の負担自体を、見えてない。気づかない。


男中心社会では、「女が誘惑しているからしかたなく、応じる」って言い方が昔からある。
性犯罪者とか、良く言うよね。こういうこと。
それと、近いことを言う人って見たことがあるよ。自分から言いだせないんだろうから、襲ってやるみたいな意識の人、いるよ。信じられないかもしれないけれど。わたしも信じたくない。
男中心の意識では、男である自分は客体なのだね、だから主体的に、女とか関わろうと思っていない。
主体的に考える力があったら、女に対して、もっとこうした方が、彼女たちは歩きやすいかもしれない、過ごしやすいかもしれない、って思うだろうからね。
でも、男様たちは、「女は化粧が好き、ヒールも好き、好きでやっていること」と思っているし、それが「マナーだから当たり前」だし、そうじゃない女は「女として終わっている」みたいなことを平気で言う。そういう視点、「見る行為」については、「主体」であって、女を「客体」として扱わないのだね。


相手を人間扱いしないとき、何が起きるかというと、モラハラ、セクハラ、あたりが起きる。
この二つは人権侵害なんだ。人権侵害って、ようするに、相手を人間扱いしない、ってことだよ。


ヒールを履けだの、化粧は身だしなみだの、マナーだの、っていうのは、要するに、女が、自分らしく振る舞うっていう選択肢を奪っているわけ。ヒール好きな人にしたって、好きだからこそ、「このヒールは履きたくない」というのがあるだろうに、社会規範に沿わないヒールは、やっぱりダメとか、細かいルールがあって、ヒールが好きな人にとっても、ヒールが嫌いな人にとっても、選択肢は狭くなってる。そういうのって、居心地が悪いと思う。



マナーという名で「普通はこうするもの」というのは、相手の何かを踏みにじってる。その人の普通じゃない部分を壊そうとする力だ。
それって、もう、それ自体がおかしい、悪いことです。


そうじゃない男の人もたくさんいるね、いるけど、レアだなあ、と思います。
そんなレアな人いたら、ぜひ、友だちになりたい。貴重だからね。こちらが、友だちになりたいと思ってもらえるほどの人間になれればもっと良いなと思う。