c71の一日

生活の記録

一生音楽を聴くことができないんだと思ってた

病気が重くなってから、四年くらいたつのだけど、音楽が聴けるようになった。
病気がひどい時には、本も読めず、人と話すのも十五分も限度で、くたくたになった。漫画も読めない。


今も漫画や本を読むのがつらい。なぜかネットの文章は読んだり書いたりできるんだけど、何が違うのか不思議だ。
物語の中に入り込めないんだと思う。


映画は一年くらいで見られるようになった。暗闇や大きい音にパニックになったので、最初はつらかったけれど、何も起きないことがわかって大丈夫になった。
テレビは突然音が大きくなるからダメだ。怖い。


家の中が安全だと思えなくなったから、音があるとだめだったのだと思う。集中力に大きな支障をきたして、書類が読めなくなった。
理解できないんだ。

すっかりばかになったと思っていたけれど、最近は書類も怖がらずに読める。相変わらず苦手だけれど、あのどうしても何が書いてあるのかわからない状態ではない。


音楽を聴けるようになった。もともと、人の話していることがよく聞き取れないので、ラジオは嫌いだったのだけど、洋楽を流しているだけのネットラジオがあったので、それを試したら意外や意外大丈夫だということが分かった。


音楽なしでは生きていけないという友達がいるのだけど、それが不思議だった。
音楽なしで生きていたから。
でも、確かに音楽で気分がだいぶ変わる。とてもありがたい。
リラックスしたり、アップしたり、ダウンしたりできる。不思議だ。


友達は私にいいものをたくさんくれる。音楽やお茶、おいしいものや、健康的な生活の仕組み、社交や作法、服装やTPOについて。
言われたときはつらいこともあるけれど、できないことを助けてもらうのは助かる。
わたしもみんなに喜んでほしい。喜ばれるとわたしはうれしい。不思議だ。
全然仕組みがわからないけれど、わたしは人が喜ぶと幸せになるのだ。
なんだかよくわからないけれど、そういうことらしい。うさぎちゃんが「作法は苦手だけど人づきあいは上手だと思うよ」と言ってくれた。
良かった。
嫌いな人はこれからもすっぱり切って、好きな人に囲まれて生きていって、ストレスや刺激を減らしていきたい。できないことは手伝って、助け合っていって、元気に暮らしたい。