c71の一日

生活の記録

わたしは障害の診断でいやな思いをしたことが一度もない

わたしが障害を持っていると知っている人は、家族と医者と恋人しかいないので、わたしは、障害の診断名についていやなことを言われたことが一度もない。自分で説明して同人誌も読んでもらっているので誤解もない。いつも褒めてもらってる。
自閉症スペクトラムは面白い障害だ。ユニークだ。
他の人と生まれつき、考え方が違うなんてお得なことをした。
診断が下りてから、二年しかたっていないから、苦悩も何もないんだよね。
それまでに障害に関する助けもなく、生きて来た実績があるから、これからは良いことしかないと思えた。


だから、診断名自体でいやな思いをしたり差別されたりする人の気持ちわかんないんだよね。昨日は欠陥じゃないとか言っていたけど、今日になったら欠陥だとしてもいいやと思ったし。
わたしが障害ということにこだわってると思っている人がいてびっくりした。
いやなことを言われたこともないし、生まれたときから当たり前だったから、ハンデと思ったこともない。どうしてこんなに苦しんだろうと思ったけれど、自分が悪いと思っていた。
だから、障害自体にいやなイメージは全くない。
全然詳しくないから。
特に、今は困っていることが全くと言って良いほどないから、よけいそう思うんだろう。


わたしはブログの記事のネタになることがたまたま障害のときもあるしそうじゃないときもある。
毎日書いているから、一週間自閉症の事、自分の症状を観察してこれだなーと思ってたら毎日書くし。
ヘルパーさんにも週二回で来てもらっているから不便もない。人付き合いもほとんどないからストレスはないし、さみしいときには生徒さんとしゃべっていると同時にお金も稼いでいるから充足している。新しい仕事は収入も良い。すごく良い人に比べたら少ないかもしれないけれど、かなり良い。これは自慢だけれど嬉しいことだから書く。資格もいらないし、みんなやったら良いのにと思う。
一日の働く時間が四時間で済むなんて、わたしにぴったりな仕事だ。残りの時間はのんびり過ごす。それで生活ができるんだから快挙だ。


大人としゃべりたいときにはマッサージに行ったり、コンビニでバイトしてたりするから、それも問題ない。テレビが見られないけど、映画は好きで一週間に一度から二度行くときもあるし、月に一回のときもある。本も好きだし、文章を書くのも好きだ。娯楽には困らない。ここのブログでは毎日のことを書いているけど、もうひとつのブログでは小説を書いている。わたしにはいろんな顔がある。だから、いつでも障害のことを考えているわけじゃない。このブログを書くのに長くて三十分だ。毎日三十分、キーボードを叩いている瞬間に考えていることを打っている。


だから、当たり前だけどこのブログだけみて、わたしのことはこういう人だなんて思えるんだと、微笑ましくなる。わたしの二十三時間三十分のことは誰も知らない。家族ですら。みんな、誠実に生きているんだなあ、と思う。わたしが誠実に生きていないと言うことじゃないけれど。


障害で困っていることはあまりない。診断が下りるまでは、気疲れすることもあったけれど、診断が下りてから激減した。
新しい世界だから、いろいろ考えてみたいだけ。
わたしには障害の診断に関する、なんの蓄積もない。


嫌いな人を観察する人は、わたしだけなのかと思ったら、結構いるようだ。
びっくりした。じゃあ、あれは、障害特有の執着じゃないのか。普通のことだったのか。
それは収穫だった。面白い。


わたしは自分が障害があると言うことに、こだわりが持てるほど、診断が下りてから時間がたってない。だから、いろいろ詳しく調べたり、考えたりしたいと思っている。
そのために、ブログを書いているときがある。


幸せな人は幸せだと言わないと言うけれど、わたしだってリアルだと妬まれるから言わない。ネットだと妬まれても実害がないから、あふれる喜びを出したいと思って言う。
だからといって、わたしが幸せじゃない、という証明にはならない。
言いたいから言う。
楽しい。